三重県いなべ市は少子高齢化が進んでおり、高齢者の方が生き生きと生活できるように、そして地域農業、水源、景観などを守るために、緊急的な政策が必要になっています。
特に高齢化の激しいいなべ市鼎地区では政策の一環として、荒れた農地を活用して高齢者の方の活躍の場の創造、地域農業の振興、都市と農村の交流、特産品の開発などを行うことにしました。
それによって生まれたのがいなべ市農業公園です。
いなべ市農業公園の概要
いなべ市農業公園は三重県いなべ市藤原町鼎3071番地にある大型公園です。
公共交通機関で公園を訪れることはできず、車かタクシーで行く必要があります。
電話番号は0594-46-8377、営業時間は8:30~17:00梅林エリアは9:00~16:00までとなっています。
主に地域の高齢者の方が園内の整備をしており、園内には公園のシンボルである東海エリア最大級の100種類4500本の梅の木がある梅林、クラインガルデン、ブルーベリー園、ボタン園など四季折々の花々や農業体験などを楽しめる施設があります。
またパークゴルフ場などを使った地域住民と都市住民の憩い、交流なども盛んに行われています。
基本的に入場料は無料ですが、各種イベント及び施設利用料は別途で発生するので後ほどご紹介いたします。
いなべ市農業公園のイベント、施設紹介
いなべ市農業公園で行われるイベントや、施設の詳細をご紹介します。
梅まつり
3月の中旬から3月の下旬にかけて開催されるイベントで、イベント開催中は入場料として中学生以上500円、20名以上同伴の際は団体料金として一人400円かかります(小学生以下は無料)。
38ヘクタールの広大な土地に咲く4500本の梅の花の美しさは格別で、全国から多くの人々が集まります。
そのためイベント開催中はかなりの混雑が予想されるので、しっかり計画を立ててから行くことをおすすめします。
園内にはレストランがあるので梅の花を見ながら食事ができるほか、梅林を見下ろせる高台があり、様々な視点から満開の梅の花を楽しむことができます。
なお梅まつりの時期はうまいもん市というイベントが同時に開催されており、いなべ市及び近隣市町の特産品を購入することができます。
梅の実もぎ取り体験
6月の後半にスポット的に開催されるイベントです、参加するためには長靴、軍手、タオル、帽子、長そでシャツなどを自分で用意する必要がありますが。参加費1000円で梅の実3キログラムを持ち帰ることができます。
また一日先着100名に限り参加費1300円で梅ジュース作り体験に参加することができ、梅ジュースを一瓶作って持ち帰ることができます。
レストランフラール
いなべ市地域の農家さんが作った農作物を使った料理をビュッフェ形式で食べることができるレストランです。料理の種類は20~30種類ほどあり、その料理には公園内で栽培された山菜やハーブ、レストラン直営の畑で取れた食材などを使用しています。
営業時間は11:00~14:00で電話番号は0594-46-6370です。
料金は大人1100円、子供800円、幼児300円です。
パークゴルフ場
大人は18ホール500円一日プレーで1200円、子供は18ホール300円一日ホール500円とかなりリーズナブルな料金でゴルフを楽しめるゴルフ場です。
道具を持っていなくても100円で道具をレンタルすることができます。
更にゴルフのインストラクターが常駐しておりルールなどを無料でアドバイスしてくれます。
ゴルフの腕が上達したら有料で大会の参加の申し込みなどもできるので、ゴルフを始めるのにうってつけの施設といえるでしょう。
まとめ
いなべ市農業公園は決して交通の便が良いところではありませんが、様々なイベントや施設を作ることによって全国から人が集まるようなスポットになりました。
過疎化が刻々と進んでいると言われるいなべ市は、ユニークな方法で地域創生の足がかりをつかんだといえるでしょう。
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